心エコーとはどういうものか、心エコーの正常値はいくらか?などを調べました。
心エコー(心臓超音波)とは、超音波を用いて体内にある心臓の状態を体の外から把握することができる検査です。心臓は一日に約10万回の収縮、拡張を繰り返しており、この動き続ける心臓を、動いたままの状態でリアルタイムに観察できます。
心エコーで、心臓の壁の動きや、壁の厚さを調べたり、心臓にある弁の動き、各弁で血液が逆流していないか、心室や心房の大きさを測ります。また、心臓の周りに水が溜まっていないかも分かります。
心エコーの種類は、Aモード、Bモード、ドップラーエコー、Mモードなどがあります。
特殊な心エコー検査として、コントラストエコー、負荷心エコー、経食道心エコーがあります。その他に血管内エコー、三次元表示心エコーも行われています。
【左心機能】僧帽弁逆流のdP/dtの正常値は1200mmHg/sec 以上で、800mmHg以下は高度心機能低下。LV-TEIインデックスの正常値は 0.38±0.04 で、0.45以上あれば左心不全。
【拡張障害】左室内伝播速度が60cm/sec以下のときには左室拡張能低下。左室流入圧波形の E波のDcTが255msec以上のときは拡張能低下。
【中心静脈圧上昇】肝静脈血流(S)の時間積分値を、収縮期(S)、拡張期(D)の肝静脈血流の時間積分値の合計で割ったもの(Systolic filling fraction)が55%をこえた場合、右室圧は8mmHg以上ある。
【肺動脈圧】pulmonary acceleration time の正常値は 120msec 以上であるが、肺血圧が上昇するとともに短縮する。
【肺動脈楔入圧】左室流入圧波形のE波の decelration time が130 msec以下であった場合、肺動脈楔入圧が18mmHg以上である可能性が高い。
心エコーのEFとは、左室駆出率(Ejection Fraction)のことです。
心臓(特に左室)がポンプとして全身に血液を送り出していますが、左室が拡がって血液を貯めて、次に縮んで血液を送り出します。
拡がって貯めた血液のうちのどの位の割合の血液を送り出すことが出来ているのかを表す数値がEFです。
左心室が収縮するときの収縮能力のようなもので、一番大きくなった時と小さくなった時の比率で、いわばポンプ能力です。
心臓がよく縮めば沢山の割合で血液を送り出せますので、この場合、左室の収縮力が良いということになります。
正常値は、およそ55%〜80%です。(施設によって多少異なります。)
心エコーでは、左室がどのくらい拡がるか、どのくらい縮むかを測ってEFを算出します。